おはようモーニングとく戦

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ツイートでは「おはようモーニングとく選」と書きましたが、実際には「おはようモーニングとく戦」でした。

ボートレースでのシードレースが盛んに行われるようになったのは2000年代半ば以降からで、特に大村で行われていた1レースと9レースのシード番組が有名になったことから各地で同様の趣旨、あるいは変形的なシード番組が組まれるようになった。

それに倣って福山競馬で組まれたのが同レース。

しかしボートと違って圧倒的な有利枠は競馬ではなく、どういう趣旨だったのかと言うと「将来A級格付けまで出世することが濃厚な期待馬がいるレースを一番最初に持ってくる」というもの。

つまりは勢いのある人気馬が出走するレースを最初に持ってきて馬券を朝一から購入してもらうということなのだが、ボートと同じく本命サイドでの決着が見込めるという効果は同じ。
下手に固いレースを後半に持ってきて馬券の妙味が薄く敬遠されるのであれば、むしろそれを目玉にできるように仕向けたというのは良い発想であったと思う。

福山競馬の末期時はネットでの売上が右肩上がりではあったが、現在と比べると非常に少なかった時代。
現在の地方競馬はJRAと開催が被っていなければ1レースから売上が1000万円を超えてくるが、ネットの売上の増加よりも本場・場外の売上の減少の方が大きかったので、目に見える効果としては僅かであった。

それでも画像を見れば分かる通り、2レースよりも1レースの方が売上が良いことが多く、ネット経由で購入するファンに影響を与えていたと言って良いだろう。

この記事を書いている現在、名古屋競馬で午前中発走のレースについて3連単の払戻率を77.7%にするという試みを行っている。
配当上乗せ分をカバーできるだけの効果があるかの測定を行っている最中であると思うが、馬券の妙味が少ないことを逆手に取る発想であったり、まだまだ地方競馬全体で工夫を凝らす余地が大いにあると思う。

この福山のやり方をどこかが採用しても良いと思う。
名古屋のように控除率を変えない分だけ効果は薄そうだが、漫然とレースを発売するだけよりも多少なりとも売上が上乗せされそうであるが。

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