2018年7月22日 渡辺博文騎手を観るために佐賀競馬場へ

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先日こんなニュースが舞い込んできた。

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渡辺博文騎手の調教師免許試験合格、これはつまり騎手を引退して調教師になるということ。

福山競馬が廃止になって柳井調教師と共に佐賀競馬場に移籍。
既に20年を超えるキャリアで迎えた新天地・佐賀では、さすがに福山時代のように有力馬を任される機会も少なく大きな活躍はできなかったが、それでもS2重賞を制するなど存在感は十分だったはず。

そんな渡辺騎手を実は福山競馬が廃止になった日以来、ライブで実際にその姿をこの眼にすることなく今回の報せを聞いて慌てて佐賀競馬に行こうと決めた。

行こうと決めたその日に佐賀競馬の開催日程と自分の都合の良い日を照らし合わせてみると、22日に佐賀に行く以外の選択肢がない。

というわけで吉野ヶ里記念が行われる7月22日、佐賀競馬へ初めて行ってきた。

蛇足が多いので、以下の目次から本題(3.2)まで飛んでいただいて構いません。

博多~鳥栖

博多についたのは朝10時前。
この日の佐賀は薄暮開催のため1レース発走が12時15分とまだかなり余裕がある。
博多駅周辺を少し散策して満足したところで鳥栖に向かう。

これまで九州の目的地は小倉か博多。
全て新幹線での移動だけで事足りていたので、九州の在来線を初めて利用する。


広島地区を走るレッドウィングのような車両。

普段は俗に「末期色」や「湘南カラー」と言われる電車ばかりに乗っている。
鉄オタと呼ばれる人たちにとっては、そういった電車の方が希少価値があって良いのかもしれない。
しかし普段からそういった電車ばかりを見ていると、通り過ぎる電車の全てが近代的に見えてしまう。


この電車で鳥栖に向かう。


隣の線にいた電車。
色といい形といいまるで新幹線。
ほぼ同時に出発で分岐するまで並走。

乗ったのは快速だが、全然スピードが上がらない。
ストップしたりノロノロ運転になったり。
ただそれに対するアナウンスも無く遅延したわけでもなさそうなので、普段からそういう進行なのだろう。

そんなゆったりした車内で鳥栖について調べる。
実は鳥栖が佐賀県にある、そしてサガン鳥栖というサッカーチームがあるということ以外に全くの無知で、佐賀県のどの位置にあるのかすら知らないほど。

福岡と隣接している県境に位置していて、県境の街というと福山とよく似ているなぁ。
恐らく文化も佐賀というより福岡で、街に出るときも佐賀に出るより福岡市内に出る方が圧倒的に多いのだろう。

そんなことを思っていると鳥栖に到着。


電光掲示板の内容が普段では絶対に見ることのない文字ばかりで心が躍る。

駅構内の雰囲気が非日常に感じられるこの瞬間がたまらなく好きだ。

鳥栖駅周辺を散策

鳥栖駅に到着。
ここでバスに乗り競馬場へ向かうのだが、薄暮開催では帰りに散策するのは時間のことを考えると少し厳しいので先に散策することに。


線路をまたぐ橋の上から撮影。


すぐ近くにはベストアメニティスタジアムがあり、この日は試合が行われるとあって既に人が集まり始めていた。
この時はそれほど関心がなかったが、後に調べてみるとこの日はサガン鳥栖に新加入したフェルナンド・トーレスが初出場したらしい。
サッカーに全く明るくないので何とも言えないが、世界でも知名度が抜群な選手らしく、だからこそファンが早くから集まっていたのかもしれない。


日差しは雲のおかげであまりないが、それでも外にいると汗が止まらない。

散策を満喫しバス停に向かう。
この時の時刻は11時35分で、競馬場の最寄りに着くバスは11時30分に発車済み。
散策していたせいでバスを逃してしまった。
そして次のバスは1時間後の12時30分、後悔しても仕方がないので駅前のコンビニで涼みながら時間をつぶす。

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佐賀競馬場

1時間経ってようやくバスが来た。
コンビニで買いこんだお茶と新聞を手にバスに乗る。
競馬場前停留所まで290円、時間にして10分強?20分弱?
高知競馬場から高知駅まで徒歩で帰った経験から歩いていけない距離ではないと思うのだが、少なくとも今はそんなことを試す時期ではない。

競馬場前で自分を含めて2名が下車。
もちろんもう1名の方は競馬場方面に足早に向かっていった競馬客。
一方の私はちょっと散策をしてから向かう。


郊外にあって聞いていたように駐車場がとても広い。


場内に入るまでの一本道が長く、あっという間に汗だくに。

佐賀競馬場内へ


やっとのことで佐賀競馬場に入場。
入場時は3レースの出走馬がパドックを周回中。
佐賀競馬と言えば右回りのパドック。
実際に見るのは当然初めてだが違和感は感じなかった。

馬券は全く分からないので気になった馬の単勝と複勝で遊ぶ。
当たったり外れたりだが単勝が当たらないので徐々にマイナスが響いてくる、そんな馬券成績。

馬券は買いつつも気分は遠足、そして最大の目的は渡辺博文騎手の騎乗を観ること。
今日に限っては馬券成績は二の次で良い。

何でも焼く店

通称「何でも焼く店」でカレーパンと餅を購入。
ヨモギ餅を焼いてもらうのだが、昔から餅や大福を焼く習慣があるせいかそれ自体には感動はせず。
しかし美味いことは確かで、グリルで焼くのとはやはり違う。
今になってもう2個くらいは食べておきたかったと後悔するくらいには美味しかった。


カレーパンも美味。
他の物も食べてみたい。

龍ラーメン

食堂が立ち並ぶ中で入場口に一番近い龍ラーメンで味噌ラーメンとチャーハンを注文。
まずはチャーハンが出てきた。


サラダはオマケ。
ご飯をジャーから取り出す所から見ていたが、特別炒めている音も聞こえていなかったのに出てきて驚いた。

お次は味噌ラーメン、こちらは写真を撮り忘れ。
色が薄いのでおそらくベースはとんこつラーメン。
スープは猫舌の私が飲めるくらいの熱さ。


利用したのが11レース発売中とあって利用客は極僅か。
という事情もあってか、お店の女将さんらしき人によく構ってもらった。

場内の写真

色々と書こうと思ったのだが、とにかくキーを打つ指が進まない。
文章を書く能力が低いことが原因。
なので写真と一言二言添えたものをいくらか載せることでお茶を濁す。


スタンド2階からパドックを眺めるファン。
この風景を福山でも観ていたなぁと思い1枚撮影。


食堂の数が多い。
この中で稼働している食堂が何件あるのかは不明だが、少なくともこれら全てが食堂だった時代があったということ。


佐賀競馬場というとこの建物がイメージされるが、近くで見て初めて全体が同様の外壁ではないことを知る。


湯茶接待所。
昭和の時代には、ここでやかんに入ったお茶などを飲んでいたのだろう。


遠くに見える山が雲と相まって良い具合。


スタンドは1つで、福山に2つあったことを思うとスペースの多さに違和感を感じる。
もう廃止になって5年以上が経っているのに未だにそんな違和感を感じてしまうほど、福山競馬が浸透しきっているのだろう。


やはり今年の夏は特に暑いからか、1階にはあまり人はおらず、3階に集中していた様子。


ペットボトル飲料は場内価格200円。


雲に覆われ薄暗いので、スタンドの照明に灯りが灯った。


モニターに映る写真判定は、単勝万馬券決着になったレースの1着2着。

ここでようやくレース編

初めての場所は目新しいことばかりで本来の目的を見失いそうになってしまう。
あれこれ写真を撮っていたので紹介したいことが多く、蛇足が過ぎてしまった。

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5レース

5レースの11号馬ホクセツヒーローで渡辺騎手が今日初登場。
さっそくカメラを構えて撮影。


約5年ぶり、けれどその時から何も変わっていないように感じる。


本場場入場から返し馬。
砂埃が激しい。


結果は6着。

7レース

7号馬ギルダーに騎乗。
調教師は柳井調教師の福山コンビ。


険しい表情。

このレースの返し馬中に稲光が競馬場から見える所に発生。

この映像を撮った約30分後に博多駅の信号トラブルが発生。

鹿児島本線 落雷により信号故障 一部運転見合わせ : まとめダネ!
鹿児島本線 落雷により信号故障 一部運転見合わせ。鹿児島本線、落雷など。

福岡空港も落雷で閉鎖される事態に。

福岡空港 落雷により滑走路に亀裂 1本しかない滑走路閉鎖で飛行機降りられず : まとめダネ!
たいへんなことに。福岡空港、落雷など。

佐賀競馬場は6レースの本場場入場時に一瞬だけ激しく雨が降ったのみ。
その雨が散水の役割を果たしてくれて、その雨以降は砂埃に悩まされることもなく、少し涼しくなって過ごしやすくなった。


涼しくなったので7レースはスタンドからゆったり観戦。
ギルダー渡辺コンビは最下位。

12レース 第20回吉野ヶ里記念

この日の佐賀競馬の最終レースは重賞競走の吉野ヶ里記念。
ベルモントナイトに騎乗する渡辺騎手が、個人的には生で観る渡辺騎手の最後の騎乗。


先ほどのレースとは異なり終始穏やかな表情。


本日初の馬券圏内に来ることができるか?


スタートして無理せず先行集団から離れた5番手を追走し、最後の直線へ。


先頭とは離れてしまったものの、最後は伸びて3着に入った。

当然ベルモントナイトの馬券は買っている、のに的中なし。
1着だったウルトラカイザーと3着にベルモントナイトを固定した3連単を買って2着のサンマルドライヴを買い目に入れていないという馬券下手。
3連単の配当は8180円、なぜもっと手広く流さなかったのか悔やまれる。それも買えない馬ではなかったのに。

佐賀競馬でのレース等の写真

久しぶりに一眼レフを使ってレースを撮影。
下手な鉄砲でも数を打てばピントがうまく合う写真が撮れるもので、せっかくだからと世に出してみるのである。


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佐賀競馬を後にする

吉野ヶ里記念の表彰式も終わり、場内には(確か)蛍の光が鳴り響く。
従業員のおば様たちも互いに労をねぎらいながら帰宅している。
それを横目に私も競馬場を後に。
空は明るくなったが雨が少しずつ強くなっている。

帰りのバスのことを全く考えていなかったが、それほど待たずとも帰れるだろうと焦らずバス停へ。
到着時刻を確認しベンチに腰掛けた瞬間に雨が激しく降りだした。
馬券では良いところ無しだったがツキはまだあったようだ。

バスを待っていると実況の中島アナがやってきた。
まさかこんなところで鉢合わせるとは思いもしなかったが、だからと言って話しかけたりはせず。
近くでその姿を拝見すると、なかなか背丈がある方だと気づく。

鳥栖駅に到着すると物凄い人混み。
どうやら鳥栖と博多駅間の在来線が完全にストップしたようで、電車が3時間ほど遅れているという状態。

ここでもツキはあったようで、到着した直後に新鳥栖駅に向かう特急列車が動き出すアナウンスがされ、「博多駅までの通常運賃で新鳥栖駅行の特急に乗り、新鳥栖駅から新幹線で博多駅まで代替輸送」で待ちぼうけになることなく博多に戻ることができた。


21:09の新幹線で帰宅。
これは乗車直前に撮影したものだが、在来線が通常運行できていないことがお分かりになるだろう。
それほど混乱していた博多駅、加えて有名アイドルグループの博多公演などのイベントも多く、帰る足を無くしてしまった人も少なくはないはず。


無事に家について真っ先にシャワーを浴びる。
佐賀競馬場、思っていたよりも良い競馬場だった。
今度はなるべく過ごしやすい時期に他競技も交えた旅打ちをしに行ってみよう。

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