2006年デビューのサラブレッド1歳馬購入事業経緯、購買リストと抽選結果および生涯成績・獲得賞金

30万円で購入された馬の1頭モエロアルカング

導入までの経緯

2005年度よりにわかにサラブレッド導入が噂されはじめ、テスト走行も兼ねてか当初には予定されていなかった高知競馬のサラブレッドA級馬と福山のアラブA1馬の交流競走が急きょ実現し2005年7月17日に施行。
唐突なレースの設定により夏季は放牧の予定であったスイグンとユキノホマレは当該レースの出走後の放牧に予定を変更。

同年9月27日の第6回理事会前後にはサラブレッド導入について本格的な動きを見せ始め、10月22日には条件を変更し第2回の高知サラブレッド交流競走を実施。

10月30日の第8回理事会ではサラブレッド導入条件について主催者との話し合いが行われ、以下のように取り決めが行われた。

サラブレッド導入条件について(2005年11月1日)
１ 出走制限、能力検査、負担重量等アラブと同じ条件とする。
２ 転入時期、年齢について
・11月1日からとする
・当面明け4歳(現在2・3歳)までとする。(第19開催、3月31日)まで
・明け5歳(現在4歳)の転入については別途協議する。
３ 収得賞金について
・300万円以下とする。(第19開催、3月31日)まで
４ 賞金の控除について
・年齢による控除はおこなわない。
５ レース編成について
・明け3歳、4歳(現在2・3歳)は一緒のレースとする。
・収得賞金順に編成する。
・2回連続して1着の馬は+1kgとする。(3kgを限度)
・頭数により、各クラスの上位馬の選抜編成も考える。
・頭数により番組編成が困難な場合は混合とする場合もある。
・明け2歳(現在1歳)のレースは4月からの出走とする。
６ その他、定めのない事項については、その都度関係団体と協議のうえ決定する。

広島県馬主会ニュース第49号より引用

11月9日には当時参議院自由民主党競馬推進議員連盟の鈴木政二幹事長と橋本聖子事務局長両名が福山市役所を訪問。
羽田市長、広島県馬主会、調騎会役員らと意見交換を行う。

11月29日の第9回理事会にてサラブレッド導入の実現が本格化、11月30日に急きょ北海道に出向き軽種馬会議室で会談(岡田義見会長、武内豊彦理事、種本守理事)。
サラブレッド入厩馬第1号は荒尾からの移籍馬アイドルロッチ。

12月1日、日高軽種馬農業協同組合より、福山競馬支援の為サラブレッド1歳の購入を今回限りで特別に便宜を図るという連絡が入る。

12月3日に緊急の第10回理事会を開催し、サラブレッド1歳購入を決議。
馬資源特別委員会を設け(委員長　八木徹氏)、購入馬を抽選馬として1頭30万円で50頭の購入を決定。

12月4日、サラブレッド競走を開始。

12月6日、会員各位に抽選馬事業の案内を郵送。

12月12日の第11回理事会で抽選馬購入申し込み等について話し合われ、13～18日に馬主会役員(岡田義見会長、藤岡輝幸副会長、池田征二事務長、武内豊彦理事、種本守理事)・調教師(高本敏明・那俄性哲也の2名？)・事務局長(塩手照之福山市競馬事務局長)等が北海道に行き、HBA役員と共に売却申し込み馬を全てチェックし50頭を選定。
なおこの申し込みには122頭の申し込みがあった。

1頭30万円に122頭の申し込み
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同事業購入馬で最高峰・福山大賞典に出走するまで出世したモモカプリンセス

全購入馬リスト 抽選結果 成績

フジヤインパクトは2005年の北海道サマーセールで2625000円で購入されていた馬で、その後に何らかの事由で購入契約がなされなかった？
そしてデビューは福山でなく兵庫。

福山競馬初のサラブレッド2歳新馬競走

2006年5月21日、サラ系2歳1組新馬戦を施行。
優勝馬はサニーエクスプレスで補助馬事業非対象馬。